ぽってりかわいい!やちむんの器と出会う旅「沖縄」を訪ねて

目次

  1. やちむんと出会いたい
  2. 読谷村とやちむんの里
  3. 焼物の街にある「壷屋通り」
  4. 最後に

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・やちむんってなんだろう

やちむんとは、沖縄の方言で焼き物のことをいいます。
沖縄の伝統工芸の1つで、日用使いの陶器のほかに、沖縄の家を守るシーサーとしても親しまれています。
ぽってりとした形、のびのびとした鮮やかな絵柄が印象的なやちむん。
沖縄の持つおおらかで豊かな風土を思わせます。
近年は、お土産にも人気となり、特に女性に人気があります。
今回は、やちむんの魅力あふれるさまざまな沖縄の見どころをご紹介します。



|やちむんと出会いたい

・やちむん巡りなら「壷屋通り」「読谷村」

たくさんのやちむんを見るのであれば、壺屋通りと読谷村は外せません。
どちらも、やちむんの発展に深く関わってきた場所でもあり、窯元や陶器の販売店が多くあります。
そして沖縄の自然や文化を肌で感じることができるところ。
やちむんを眺めながら、ぜひ散策も楽しんで。

・沖縄観光の拠点「国際通り」からの行き方

国際通りは、沖縄県那覇市のメインストリートとしても知られる場所です。
壺屋やちむん通りは、ここからほど近く。
徒歩約10分ほどで着きます。
地図を片手に寄り道しながらもおすすめ。

国際通りマップ


壺屋通りマップ



読谷村へのアクセスは、国際通りのある那覇市内から車で約1時間です。
一般道路や有料道路を使うルートなどいくつか行き方があるので、旅のスケジュールに合わせて。
バスで向かうなら、およそ2時間ほど。
使える路線や、最寄バス停もいくつかあるので事前に調べておくと安心です。



|読谷村とやちむんの里

・沖縄の自然の中に息づくやちむん

読谷村は沖縄本島中部の西側にあります。
ここは、美しい沖縄の自然と伝統が息づく地。
読谷村では、1600年頃から泡盛を貯蔵する甕などが作られていました。
そして、読谷村の座喜味という場所には「やちむんの里」があり、窯元たちの手により日々やちむんが生まれています。
やちむんの里は、1974年に人間国宝の故・金城次郎さんが、那覇市壺屋より読谷村へ窯を移したことが大きなきっかけとなり誕生しました。
それぞれの窯の隣に店舗を構えているところも多く、その場でやちむんを購入することもできます。
年に数回、陶器市なども開かれているそう。



・登り窯の魅力

登り窯とは、斜面を利用して階段のように焼成室がつくられている窯の一種。
まさに登るような構造をしていて、最前線の下から薪を燃やします。
上部に向かって、火がどんどん上がっていくので、火を焚いた所から近い部分と、遠い部分で作品の色や質感などが変わります。
4日間昼夜問わず職人たちが交代で火を焚き続けた窯で焼かれた器たちは、自然の温もりや力強さを感じさせる風合いに。



・陶眞窯のカフェ・群青でランチ!

陶眞窯さんは、読谷村でやちむんを作陶されている窯元。
昔ながらの方法で釉薬などを作り、窯元独特の技術を大切にしながらも、常に新しいものを生み出し続けています。
陶眞窯さんは、那覇市の壺屋やちむん通りにギャラリー群青を経営されています。
こちらでは、やちむんの作品を展示・販売しており、併設のカフェではやちむんの器で食事が楽しめます!
シーサー石窯で焼いたピザやドリンク、デザート。
やちむんに盛り付けて頂くと、よりいっそう気分が盛り上がりそう。
緑あふれる景色を眺めることのできるテラス席も素敵。
月に1度屋上のライブステージにて、沖縄民謡やジャズなどのイベントも開催しています。



・陶眞窯でやちむんに挑戦

陶眞窯さんでは、やちむん作り体験ができます。
手びねりやロクロでシーサー、器などを作る以外にも、やちむんで使う土作り体験をすることが可能!
職人さんから教えてもらえるので、初めての方も安心です。

所要時間はそれぞれ異なりますので、事前に確認して予約するほうがおすすめ。
陶芸体験をされた方には、利用特典もあります。
いつもは、陶器は見て楽しむことがほとんどだった方も挑戦してみはいかがでしょう。


|焼物の街にある「壷屋通り」

・壷屋通りを歩く

壺屋焼とは、壺屋という地で誕生し、現在もどんどん発展し続けているやちむん。
はじまりは1682年、沖縄がまだ琉球と呼ばれていた頃に、各地に散らばっていた陶窯を那覇の壺屋に集めたことがきっかけです。
その壺屋地区に、琉球石灰岩が使われた石畳が爽やかな「壺屋通り」があります。
通りや裏路地には、やちむんの工房やギャラリー、カフェなどが軒を連ね、歩いているだけでわくわく。
また、壺屋焼物博物館や伝統ある貴重な窯などもあり、やちむんの歴史に触れることができます。
石垣や赤瓦の建物、ウガンジュ(拝所)など昔ながらの沖縄の面影を残す風景は、やちむん巡りをしながらどこかノスタルジーな気分も味わえます。




・育陶園さんの仕事をのぞく

沖縄に由来する素材にこだわり、300年の間焼き物を作り続けている育陶園さん。
代々壺屋焼を営んできた窯元です。
こちらでは、高い技術が必要とされる「線彫技法」という方法を用いてやちむんを作陶されています。
育陶園さんでは、器作りの様子を見学することができます。
工房見学の方法は、壺屋と工房をめぐるガイドつきのツアーと、工房を10分程ちょっぴりのぞく無料見学の2つ。
実際に陶工さんの仕事や、工房を目にする機会はなかなかありません。
物づくりの現場を目で見て、肌で感じることで、焼き物の魅力がより感じられるはず。

・育陶園さんで陶芸体験

工房を見たり、たくさんのやちむんに感動したり。
やちむん作りをちょっと体験してみたいという気持ちが出てくるかもしれません。
育陶園さんの工房では、手びねりやロクロを使った陶芸体験を行うことができます。
人数や時間に限りがあるので、予約方法などを事前に確認しておくことをおすすめします。
絵付けだと1時間、ロクロ体験だと30分ほど。
自らの手で作った作品は、眺めるたびに沖縄での時間を思い出すきっかけに。


|最後に

・やちむんのもつ佇まい

やちむんは、沖縄の自然や人々の中で育まれてきた焼き物。
沖縄の素晴らしさを私たちにそっと伝えてくれるよう。
やちむん巡りを通して、1つ1つの器に命が吹き込まれていることを改めて感じられそうです。

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