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【注目】大人の焼き物オンラインショップOPEN!世界に一つ、あなただけのうつわが買える和食器通販です。
・波佐見焼とは
波佐見焼という焼き物をご存知ですか?波佐見焼は、現代のライフスタイルに寄り添うような使い勝手の良い器が多く、若い世代を中心に人気のある焼き物です。
また、一目で波佐見焼と分かるようなデザインや技法が無いので、自由な表現が可能なことも特徴。
近年、さまざまなデザインショップやスタイリストともコラボレーションをしています。
今回は、その波佐見焼が生まれた町を巡る旅をご紹介します。
|焼き物のまち「波佐見町」
伝統ある陶磁器の町・長崎県東彼杵郡波佐見町。磁器の生産で知られる有田町と隣接しており、その名の通り波佐見焼誕生の地です。
約400年前、朝鮮半島から磁器が伝わり、有田一帯で磁器が作られるようになります。
その後、波佐見町では磁器生産地として有名な「有田・伊万里焼」の一部として磁器の製造を行っていました。
しかし近年、波佐見町で生産される焼き物は「波佐見焼」という名で全国に広まっています。
波佐見焼は、生地作り、絵付け、焼成などそれぞれ分業制で器を作っているので、町には焼き物に関わる仕事をしている人がたくさんいます。
土の匂い、長年使われた煙突、路地には乾燥中の焼き物。
町の景色や雰囲気にその面影が見え、散歩するだけでも楽しいところです。
・関東地方からのアクセス
波佐見町へは、飛行機を使うと半日ほどで波佐見町に到着します。その場合、まず羽田空港から佐賀空港・長崎空港・福岡空港のいずれかを使って移動します。
福岡空港は、羽田空港からのフライト本数が多いのでおすすめ。
飛行機(羽田空港から各空港へ)と公共交通機関を使う場合
・長崎空港=バス⇒JR大村駅⇒JR川棚駅
・佐賀空港=バス⇒JR佐賀駅⇒JR有田駅
・福岡空港=地下鉄空港駅⇒JR博多駅⇒JR有田駅
※川棚駅や有田駅からは、バスやタクシーで向かいます。
|世界中の窯が集まる「世界の窯広場」
・世界各地の窯が復元された野外博物館
波佐見町や波佐見焼について学べる「波佐見町陶芸の館」のほど近く。やきもの公園の中に「世界の窯広場」という場所があります。
緑あふれる、とても気持ちのよい場所!
こちらでは、世界の珍しい窯12基が再現されており、自由に見学することができます。
窯の中で最も古い「野焼き窯」や、中国や朝鮮半島・日本などアジア圏で使われてきた窯、オリエント・イギリスなどヨーロッパ圏の窯などがあります。
窯を使って焼成を行うイベントが行われることも。
|伝統を感じさせる智恵治窯
・江戸時代の登り窯の形を今に伝える
波佐見町南東端部の永尾郷にある連房式登窯。明治40年に築かれ、昭和27年まで使われていた登り窯です。
当時、石炭窯という窯がヨーロッパから伝わり、伝統ある登り窯はどんどん消えていく中で、使われ続けてきた数少ないもの。
昭和天皇への献上品もこの窯で生産されたそう。
器を焼くための窯室5室のうち、3室が当時のまま残っています。
国内で現存する登り窯の中でも保存状態がよく、とても貴重とされています。
平成16年に県史跡に指定されました。
|世界最大級の登り窯・中尾上登窯跡
・国指定史跡の歴史ある佇まい
中尾山にある中尾上登窯は、窯の長さ160メートル、窯室は33室もある連房式登窯です。これは、世界的に見てもかなり大型の登り窯!くらわんか碗・コンプラ瓶などの磁器を大量に生産するために、1640年代~1920年代まで使われていたそうです。
見学もできるので、日本の焼き物の歴史の感じることができます。
この辺りは、レンガ造りの煙突や、素焼き状態の磁器が並ぶ様子がみられ、まさに焼き物の町といった風景。
工房直販の店舗もあるので、散策にもおすすめ。
|西の原にも足をのばして
・波佐見町のおしゃれスポット
西の原は、波佐見町にあるおしゃれなショップやレストランが集まるエリア。趣ある町の景色を楽しみながら、のんびり歩いてみては。
旧製陶所をリノベーションしたカフェやかわいい雑貨屋さんなど、インスタ映えもばっちりなお店と出会えます。
・ゆったり、雰囲気のあるカフェmonné legui mooks(モンネ・ルギ・ムック)
味のある佇まいの建物にセンスの良いアンティーク家具や雑貨たち。でもどこかほっこりする素敵なレストランカフェです。
なんと冬は薪ストーブも!
のんびり、ゆったりとした空間で、ランチやディナーを楽しんだり、足休めのティータイムに。
ライブや弾き語りなども行われるそうなので、音楽好きな方にもおすすめの場所です。
・夏にひえひえスイーツ!氷窯アイス・こめたま
氷窯アイス・こめたまは、アイスクリームの専門店。オーダーを受けてから、氷窯で練って作られるアイスが人気です!
こちらは、米作りから鶏飼育、卵生産、アイス作りまですべて一貫して行っているという贅沢な1品。
季節限定のメニューも気になるところ。
西の原を満喫するひとときにぜひ。
|翔芳窯
翔芳窯さんは、伝統を守りながら、自然をモチーフにした丁寧な手仕事で波佐見焼を作り続けている窯元。創業から一貫して手描きにこだわり続けているそう。
どこか懐かしさを感じる作品や、モダンで生活の中にすっと馴染むような焼き物を数多く手がけています。
磁器のもつ美しさをスタイリッシュに楽しめる作品はとても魅力的。
人気のシリーズには、ブルーシリーズ・ホワイトライン・ローズマリーシリーズなどがあります。
・工房にあるギャラリー・ショップ
翔芳窯さんの工房2Fには、ギャラリーがあります。器やカップを購入することも可能で、市場では手に入りにくい作品や、カタログにのっていないものもあるそう。
もちろん、伝統的な技法を使った人気の商品も。
波佐見焼に興味がある方は、チェックしておきたいですね!
|最後に
・波佐見町の魅力
波佐見町は、町全体が焼き物と共に生きていることを感じさせる場所。その空気を感じながら器と向き合うことで、新たな波佐見焼の魅力を見つけることができそう。
器を探しに。
焼き物の魅力を探しに。
波佐見焼巡りはいかがですか?
また全国の窯元様、陶芸作家様のうつわを通販で買える「大人の焼き物オンラインショップ」でも素敵なうつわを沢山取り扱っておりますので是非ご覧ください!