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綺麗なガラスの食器や、グラス。お気に入りのものや頂いたものなど、ずっと大切に使い続けたいものですよね。
ガラス食器は、少しのお手入れで買った時の美しさを長持ちさせて楽しむことができます。
こちらでは、ガラス食器を洗う際に気をつけたいこと、自然の素材を使った優しいお手入れや、頑固な汚れの落とし方などについてご紹介したいと思います。
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|ガラス製のお皿やコップの洗い方
・洗い方の基本
どのグラスを洗う時にも共通していることは、まずは傷がつかないように指輪や腕時計を外します。そして柔らかいスポンジで洗うのですが、普段食器などを洗うスポンジとは別のもので洗いましょう。
同じものを使いまわすことで、油などの汚れ移りや、小さな傷を防ぐことができます。
くれぐれも、研磨剤や研磨剤入りの洗剤、クレンザーなどを使ったり、金属たわし、硬いたわし、ナイロンのたわしなどガラスを傷つけてしまうようなものは使わないようにしてください。
・ガラス食器の手洗い
洗い桶に、他の食器などと一緒に入れてしまうと汚れが移ります。できればガラス製のものだけで、他の素材の食器より先に洗うと安心。
まず、中性洗剤をぬるま湯に溶かし、スポンジで軽く洗います。
グラスの内側の底は、柄のついたグラス専用のブラシやスポンジを使いましょう。
ワイングラスは繊細な形なので、頭部と脚部をしっかり持って洗います。
スポンジなどで洗いにくい形のものは、細かく砕いた卵の殻を洗剤と一緒にグラスや器に入れ、手や指で蓋をしてから振り洗いすると汚れが落ちます。
もし、洗っている時に器同士が重なり、外れなくなってしまったときには、下側の器をお湯につけてから優しくまわすと外すことができます。
その後、水でよくすすぎ、さらにぬるま湯(40度前後)ですすぐと水切れもよくグラスが輝きます。
この時に、熱いお湯を使うと、急な温度差に弱いガラスにとって負担がかかってしまいます。
江戸切子やブランドものでよく使われるクリスタルガラスは特に傷つきやすいので注意しましょう。
・くもりや黄ばみ、水垢にはお酢や漂白剤を!
全体的にくもりやよごれがある場合は、漂白剤や酢と水(1:1)につけ置きしたり、スポンジに酢をつけてこすると落とせます。また、茶渋や水垢による黄ばみや黒ずみは漂白剤に30分ほど浸して、よくすすぐ方法がおすすめです。
布やスポンジに塩をつけて優しくこするのも、ガラスを傷つけにくいおだやかな研磨剤の効果があります。
・口紅が取れない場合
歯ブラシにエタノールをつけてこすると取れます。・コーヒーやワインによるステインの掃除
コーヒーや赤ワインによるステインも落とすことができます。ついたばかり汚れなら、洗剤を使わず、アクリル毛糸で作ったアクリルタワシや、重曹をのせたスポンジ、柔らかい歯ブラシでこすります。
重曹は浸け置き洗いもできますし、少量であれば人体にも無害。
取れにくいステインには、薄めた食器用漂白剤を使い、30分以上は浸けておきしましょう。よくすすぐことを忘れずに。
また、樹脂や金属といった漂白剤に使用できない素材はついていないか確認してください。
・油汚れがついてしまったとき
重曹をつけたスポンジや、柔らかい歯ブラシでこりましょう。やや熱めの湯で洗おうと効果的ですが、熱湯や急激な温度変化に弱いガラスもあるので気を付けましょう。
・食洗機は使える?
食洗機対応ガラス以外は、食洗機に使わない方が安心です。なかでもクリスタルガラス、薄手のガラスやカットガラスは破損の危険があります。
・その他の注意!
耐熱ガラスではないガラス製品を急な温度変化(特に冷却)が起こるところに置いておくと、割れることがあります。洗う時・乾かすときに熱い器などと接してしまうと、破損してしまうことがあるので注意してください。
|使いはじめのお手入れ
・綺麗に使うための第一歩
購入した時によく確認しましょう。初めて使う際には、少量の食器用中性洗剤をとかしたぬるま湯を容器に入れて、柔らかい布やスポンジで手洗いを。
この時に水の中でガラスが触れ合わないように注意してください。
また、容器の底に厚手の布を敷いておくとことで、クッションの役割をしてくれます。
|乾かし方
・大切な水滴の拭き取り!
洗った後は、傷がつかないよう他の食器と重ねたりせずに、乾いたふきんの上か、水切りかごにのせて水を切ります。ある程度水が切れたら、手や指が直接ガラスにふれないように布で包むようにして拭きましょう。
拭くことでガラスに少量残っていた汚れなど、くもりの原因となる成分も取れます。
布は、麻や綿100%のケバが出ない柔らかくて清潔なふきんや、ガラス専用のクロスを使います。
この時に、必ず乾いていて、定期的に洗ったものを使いましょう。
湿っていたり汚れている布を使うと、ガラスに傷やくもりのもとである成分を逆につけてしまいます。
・水滴をそのままにしておくと?
拭かずに自然乾燥しても問題ありませんが、水切れが悪いと水道水に入っている塩素やカルシウムが白い跡のようについてしまいます。頑固なものだとなかなかとりにくくなってしまうので、ついてしまったらすぐに布でふき取りましょう。
|ガラス食器の収納・保管方法
・詰め込みすぎず、湿気がたまらないように
収納の方法によってガラスを痛めてしまうことがあります。おすすめの方法としては、湿気がこもらないようにすることを心掛けましょう。
グラスは伏せておいてしまうと湿気がたまり、くもりの原因に。
収納するときには上に向けて保管するか、空気の逃げ道があるようにします。
食器棚ではなく、箱に保管しておく時には、紙に包んでおきます。
紙が湿気を吸ってくもってしまうこともあるので、時々箱から出して、紙も取り替えてください。
また、ガラス類は内側からの力に弱いので、重ねずに保管すると安心。
スタック式のものは大丈夫ですが、お皿や他のグラスを重ねるときには、布や薄い紙を挟んで保管しましょう。
スプーンなどのカトラリーを入れておくのも、傷の原因になるので注意してください。
グラスやプレート類は、いずれもぎゅうぎゅうに詰め込むと、誤って落としたり、倒したりする原因になることもあります。
余裕をもって収納すると安心ですね。
また、ガラス類は、長期間使わずにいるとくもりの原因になってしまうことも。
定期的に使うことをおすすめします。
|最後に
・生活の中にガラス食器の楽しみを
きれいなガラスの食器があると、毎日が心地よいものになります。ガラス食器を長く楽しむために、できる方法から取り入れてみてくださいね。
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