モダンでおしゃれな波佐見焼の人気の窯元一覧

日本の伝統工芸品の一つに数えられる「波佐見焼」。
その歴史は古く、今から400年以上も昔に始まったとされています。
現在も時代に合わせてスタイリッシュでおしゃれな器を作り続けており、波佐見焼ファンは非常に多いです。

そんな波佐見焼は、時の流れとともにたくさんの窯元が誕生しました。
波佐見焼と一言に言っても、窯元によってそのデザインはさまざまです。
そこでこの記事では、いろんな波佐見焼の窯元についてご紹介していきます。

お気に入りの窯元を見つけてみてはいかがでしょうか?

目次

  1. 波佐見焼の特徴とは
  2. 波佐見焼の魅力とは
  3. 波佐見焼の人気ブランド一覧
  4. 波佐見焼の人気窯元4選とおすすめ商品紹介
  5. 永泉
  6. 波佐見焼 永泉 ナチュラル四ツ菊 中皿(マーメイドピンク)
  7. 波佐見焼 永泉 十草(角)プレート フル(ターコイズ)
  8. 翔芳窯
  9. 波佐見焼 翔芳窯 ローズマリー 8寸皿(ライトグレーマット)
  10. 波佐見焼 翔芳窯 ローズマリー マグ(デニム)
  11. 藍染窯
  12. 波佐見焼 藍染窯 ブロンズ 長角皿 イエロー
  13. 波佐見焼 藍染窯 ブロンズ 小鉢 ブルー
  14. 和山窯
  15. 波佐見焼 和山窯 シャビーシックスタイル ボウルL(ライトグレー)
  16. 波佐見焼 和山窯 菊型小付(サンゴ)
  17. まとめ 波佐見焼の人気窯元の器でおしゃれな食卓を演出しよう

| 波佐見焼の特徴とは

伝統的な波佐見焼

波佐見焼の特徴を語る際、よくいわれるのが「特徴がないことが特徴」です。
波佐見焼には、独自の技法やデザインというものがありません。
時代の流れとともに、トレンドを取り入れたり自由な発想でデザインされたりした器が作られてきました。

そのため歴史こそあるものの、比較的リベラルな思想で発展してきた焼き物といえます。
デザイン的には、スタイリッシュなものやモダンなものが多いです。
もちろん、伝統を大切にしたレトロなデザインなど幅広い器があります。

波佐見焼の3つの代表作

波佐見焼には、以下の3つの代表作があります。

  • くらわんか椀
  • コンプラ瓶
  • ワレニッカ食器

くらわんか椀は、江戸時代に作られたお椀のことです。
当時、商人がご飯やお餅を売る「くらわんか舟」で使われていました。
不安定な船上でも安定するように重心が低く、また底が広く作られているのが特徴です。
丈夫で使いやすいくわらんか椀は、一般庶民の間にも広まっていきました。

コンプラ瓶は、オランダ人の依頼を受けて醤油を入れる瓶として作られた瓶のことです。
醤油のほかに日本酒など、海外輸出をするために作られていました。

ワレニッカ食器は、学校や病院で使われる食器として作られた食器です。
割れにくいのが特徴で、強化磁器の元になったともいわれています。

波佐見焼は元々有田焼だった?

実は、波佐見焼という焼き物が知られるようになったのは、つい最近のことです。
それ以前は、有田焼として扱われていました。
当時、大量生産を得意としていた波佐見焼の窯元を有田焼も共有していたのです。

しかし時は流れ2000年代に入り、産地偽装問題が浮上します。
この問題をきっかけに、生産地の表記を明確にしなければならなくなりました。

その結果、波佐見は「有田焼」として販売することができなくなったのです。
それから波佐見で作られる器は、「波佐見焼」と呼ばれるようになりました。

| 波佐見焼の魅力とは

波佐見焼とオムライス

ここでは、波佐見焼の魅力についてご紹介していきます。
波佐見焼の魅力としては、以下のようなものがあげられるでしょう。

  • 日常使いしやすい
  • シンプルでおしゃれなデザイン
  • いろんな料理にマッチする
  • 裏印(マーク)が可愛い

ここからは、波佐見焼の魅力についてご紹介していきます。

日常使いしやすい

波佐見焼は、江戸時代から一般庶民の間で広く使われていました。
高級品として扱われていた陶磁器を、日常使いの食器として広めたのは波佐見焼の大きな功績といえるでしょう。

現在でも多くの方に人気となっている理由は、その扱いやすさにあります。
波佐見焼は、丈夫で汚れにくいうえに水分にも強い点が特徴です。
ものによっては、電子レンジや食洗機にも使えるため非常に扱いやすくなっています。

シンプルでおしゃれなデザイン

波佐見焼は、「特徴がないことが特徴」です。
それは、その時代に合ったデザインを作ってきたことも関係しているでしょう。
「これが波佐見焼」というよりも、自由なデザイン性が人気なのです。

その中でも、シンプルでモダンなデザインなものが多くみられます。
スタイリッシュでおしゃれな器が多い点も、大きな魅力です。
食卓に並べれば、一気におしゃれな空間に早変わりします。
食器棚に並べているだけでも、何だか可愛く感じる魅力があるでしょう。

いろんな料理にマッチする

波佐見焼は、そのシンプルなデザイン性ゆえにいろんな料理にマッチします。
日本の伝統工芸品ではありますが、和食だけでなく洋食もぴったりです。
料理を選ばず、食卓を素敵に彩ってくれる点も波佐見焼の魅力といえるでしょう。

波佐見焼にも、さまざまな器の種類があります。
シリーズで揃えれば、統一感のある食卓を作ることが可能です。
もちろんバラバラでも、それぞれの個性が引き立つ彩り豊かな食卓になります。

裏印(マーク)が可愛い

陶磁器には、基本的に裏印が施されています。
裏印とは、器の底に記されている窯元のマークです。
窯元によって、さまざまな裏印(マーク)があります。

例えば、波佐見焼の中でも有名なブランド「HASAMI」は、器とハサミを組み合わせたような裏印(マーク)です。
このように波佐見焼を購入される際は、裏印(マーク)にも着目してみるとおもしろいでしょう。

一度購入したもので、窯元がわからない、どこで買ったか忘れたといった場合も、裏印があれば調べることも可能です。

| 波佐見焼の人気ブランド一覧

波佐見焼のプレート

ここでは、波佐見焼の中でも人気の窯元をご紹介していきます。
いくつかピックアップして、一覧にしてみました。

  • マルヒロ
  • 西海陶器
  • 白山陶器
  • AIYU
  • NISHIYAMA

それぞれの窯元の魅力と特徴をご紹介していきます。

マルヒロ

マルヒロは、昭和32年に露天商として始まった陶磁器メーカーです。
波佐見焼の食器だけでなく、インテリア雑貨なども手掛けています。

中でも代表的なのが「HASAMI」です。
60’s アメリカンの大衆食器をイメージして作られた食器となっています。
ポップでカラフルなデザインは、食卓を素敵に彩ってくれるでしょう。
さまざまなカラーを取り入れながら、シンプルなデザインなので使いやすいです。

他にも「BARBAR」という和モダンなデザインのブランドもあります。
伝統的な白磁に呉須色の絵付けが施されており、マルヒロの人気ブランドです。

西海陶器

西海陶器は、1946年に始まった陶磁器メーカーです。
先代会長がリヤカーのみで陶磁器の行商をスタートさせました。

それから11年後には、「西海陶器株式会社」を設立します。
当時、橋として存在していた「西海橋」が由来です。
そんな西海陶器のコンセプトは、以下のようなものになっています。

「ヒトとモノの架け橋となり人々の暮らしを豊かにしたい」

最近ではヒトとモノだけでなく、モノを通じて世界の架け橋になるべく海外進出にも力を入れています。

白山陶器

白山陶器は、長崎県波佐見町で波佐見焼を作り続ける陶器ブランドです。
白山陶器では、「なにより使いやすく、生活の中になじむ」をコンセプトにしています。

決して華やかではなく、それでいて平凡というわけでもないデザインが特徴です。
伝統を守りながら前衛的なデザインにも取り組んでいます。

時代に左右されることなく長く使い続けられるデザインは、使う人の心を鷲掴みにするでしょう。
決して飽きが来ることなく、いつまでも使い続けたくなるような魅力があります。

AIYU

AIYUは、さまざまな波佐見焼をセレクトして販売するブランドです。
さらにAIYUでもオリジナル商品・デザインの開発に励んでいます。
陶磁器デザイナーとコラボするなど、波佐見焼のデザイン性を追求し続けるブランドです。

中でも「ORIME」シリーズは、テキスタイルをモチーフに製作されています。
ハンコを使った模様付けが特徴的で、非常におしゃれで可愛らしいデザインです。
シンプルモダンでありながら、存在感あふれる器の数々は空間を素敵に演出します。

職人の手仕事を表現した、独特の風合いがまた素敵です。
また磁器メインの波佐見焼としては珍しく、陶器で製作された器も多くみられます。

NISHIYAMA

NISHIYAMAは、1865年(慶長元年)にその歴史をスタートさせました。
150年以上にわたって紡いできた、その伝統と技術を守りながら現代にマッチした器作りを行なっています。

中でも人気の高いシリーズが「デイジー」シリーズです。
愛らしい花模様が描かれており、シンプルながら食卓のアクセントになります。
他にも葉模様が描かれた「フォレッジ」シリーズも人気です。

最近では、スウェーデンの陶芸家「Lisa Larson(リサ・ラーソン)」をはじめ、さまざまなアーティストと共同開発を行なっているブランドでもあります。

| 波佐見焼の人気窯元4選とおすすめ商品紹介

 

波佐見焼の湯呑み

続いては、当サイトでも取り扱いのある4つの人気窯元をご紹介していきます。
ご紹介するのは、こちらの波佐見焼窯元です。

  • 永泉
  • 翔芳窯
  • 藍染窯
  • 和山窯

それぞれの窯元の魅力や特徴と併せて、おすすめ商品も掲載しています。

| 永泉

波佐見焼の窯元「永泉」は、ライフスタイルに合ったシンプルモダンな器を提案しています。
シンプルモダンでありながら、どこか愛らしさも感じるそのデザインは、何気ない毎日を素敵に彩ってくれることでしょう。

匠な色釉薬使いで非常に美しい発色をする器の数々は、食卓をより豊かな時間へと変えてくれます。
おしゃれで素敵な器でありながら、お手頃価格という点も魅力の一つです。

| 波佐見焼 永泉 ナチュラル四ツ菊 中皿(マーメイドピンク)

菊の花をモチーフにしたエレガントな風合いのプレートです。
マーメイドピンクは、優しく温もりのある大人っぽいニュアンスカラーとなっています。
シンプルで落ち着いていますが、マーメイドピンクの色合いが大人可愛いです。
サイズ違いもありますので、好みに合わせて揃えていただけます。

波佐見焼 永泉 ナチュラル四ツ菊 中皿(マーメイドピンク)の詳細を見る

| 波佐見焼 永泉 十草(角)プレート フル(ターコイズ)

長方形のスタイリッシュなプレートです。
絶妙なニュアンスカラーが、温かく優しい雰囲気を演出してくれます。
ターコイズとマーメイドピンクの二色展開です。
同色でお使いいただくのはもちろんのこと、色違いで揃えるのもおすすめ。

波佐見焼 永泉 十草(角)プレート フル(ターコイズ)の詳細を見る

| 翔芳窯

長野県波佐見焼の窯元「翔芳窯」は、創業から受け継いできた伝統の職人技を使って器作りをしています。
シンプルで洗練されたデザインながら、素朴さと温もりを感じる器が魅力です。
何よりも「手作り」であることに、強い思いを抱いています。

どこか懐かしさを感じるようなレトロなデザインの器だけでなく、モダンで現代にマッチしたデザインの器など多種多様です。
幅広いデザインに取り組んでいる翔芳窯さんでは、手に取る人の趣向に合った器が見つかることでしょう。

| 波佐見焼 翔芳窯 ローズマリー 8寸皿(ライトグレーマット)

波佐見焼窯元「翔芳窯」のローズマリーシリーズのお皿です。
8寸皿で少し深さがあるため、パスタやカレーにもお使いいただけます。
ローズマリーシリーズは、ライトグレーマットとデニムの二色展開です。
スタイリッシュでシンプルモダンなデザインながら、温かみのある一皿となっています。

波佐見焼 翔芳窯 ローズマリー 8寸皿(ライトグレーマット)の詳細を見る

| 波佐見焼 翔芳窯 ローズマリー マグ(デニム)

シンプルな素地が、非常に温もりを感じる風合いを演出。
ローズマリーをイメージして施されたレリーフが何とも可愛らしいです。
お飲み物がたっぷり入る大きさのマグとなっています。
コーヒーや紅茶、日本茶などをお好みの量でお楽しみください。

波佐見焼 翔芳窯 ローズマリー マグ(デニム)の詳細を見る

| 藍染窯

藍染窯は、歴史ある焼き物の町「波佐見町」の山間にある窯元です。
400年の歴史の中で、日常使いの食器をたくさん作ってきました。
食器一つひとつには、何気ない職人の知恵や技術、思いが込められています。

藍染窯を代表する作品が「ブロンズシリーズ」です。
ヴィンテージ感漂う風合いで、落ち着いた印象のあるシリーズとなっています。
ブルーとイエローの二色展開で、おしゃれで素敵な器です。

| 波佐見焼 藍染窯 ブロンズ 長角皿 イエロー

藍染窯「ブロンズシリーズ」の長角皿です。
イエローとブルーの二色展開になっており、色で揃えても別々で合わせてもおすすめ。
鮮やかなイエローですが、マットなで落ち着いた雰囲気になっています。
長皿なので、お魚料理やワンプレートとしてもぴったりです。

波佐見焼 藍染窯 ブロンズ 長角皿 イエローの詳細を見る

| 波佐見焼 藍染窯 ブロンズ 小鉢 ブルー

波佐見焼の代名詞ともいえる「くらわんか椀」です。
どっしりとした佇まいが、何とも愛らしい雰囲気を演出します。
デザイン的にも、ヴィンテージ感あふれる風合いが非常に魅力的です。
お茶碗以外にも、小鉢やスープカップとしてもお使いいただけます。

波佐見焼 藍染窯 ブロンズ 小鉢 ブルーの詳細を見る

| 和山窯

長崎県波佐見町にある波佐見焼の窯元「和山窯」。
毎日の食卓が楽しくなるような、また食事が美味しくなるような器作りをしています。
自宅の食器棚の数ある食器から、思わず手に取ってしまうようなデザインが魅力です。

和山窯では、日々の食事の中で使う食器のいずれかが和山の器であってほしいと願いを込めて、器作りに励んでいます。
どこか個性的でありながらスタイリッシュな和山の器たちを見れば、きっと選びたくなるはずです。

| 波佐見焼 和山窯 シャビーシックスタイル ボウルL(ライトグレー)

アンティーク感あふれるシャビーシックスタイルのボウルです。
シンプルなデザインは、和食・洋食だけでなくエスニックにも相性抜群。
リム付きの器なので、盛り付けの際に大切な「余白」を簡単に演出できます。
こちらの器に盛るだけで、毎日のお料理が素敵に演出することが可能です。

波佐見焼 和山窯 シャビーシックスタイル ボウルL(ライトグレー)の詳細を見る

| 波佐見焼 和山窯 菊型小付(サンゴ)

「菊割(きくわり)」という昔から親しまれている形状の小付です。
見てわかるように菊の花びらのような形が、非常に愛らしい風合いを演出しています。
カラーバリエーションも非常に豊富です。
こちらの「サンゴ」を含め、全9色となっています。

波佐見焼 和山窯 菊型小付(サンゴ)の詳細を見る

| まとめ 波佐見焼の人気窯元の器でおしゃれな食卓を演出しよう

波佐見焼と木のフォーク

今回は、波佐見焼の特徴や魅力についてご紹介しました。
波佐見焼には、400年以上続く歴史の中でさまざまな窯元やブランドがあります。
数ある中でも人気の高い窯元・ブランドについては以下です。

  • マルヒロ
  • 西海陶器
  • 白山陶器
  • AIYU
  • NISHIYAMA
  • 永泉
  • 翔芳窯
  • 藍染窯
  • 和山窯

この他にも波佐見焼には、魅力的な窯元・ブランドが多数あります。
自分好みの波佐見焼を、ぜひ見つけてみてはいかがでしょうか。

波佐見焼の商品はこちらからご覧いただけます。

波佐見焼の商品一覧ページ

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