おしゃれで使いやすい!「波佐見焼の豆皿」特集

長崎県の伝統工芸品として知られる「波佐見焼」は、そのおしゃれなデザインからとても人気の高い焼き物です。
波佐見焼は、焼き物で有名な有田焼とも密接な関係にあることをご存知でしょうか。

この記事では、波佐見焼の特徴や有田焼との関係性に触れながら、その魅力についてご紹介していきます。
おすすめの波佐見焼の小皿もご紹介していますので、ぜひ最後までご覧ください。

目次

  1. 波佐見焼とは?
  2. 波佐見焼の特徴とは
  3. 波佐見焼 豆皿の魅力
  4. 食卓を可愛くアレンジする波佐見焼の豆皿
  5. 波佐見焼 永泉 いっちんハートフル 4寸皿(マーメイドピンク)
  6. 波佐見焼 永泉 いっちんハートフル 4寸皿(ターコイズ)
  7. まとめ 波佐見焼の豆皿で毎日の食事をより楽しい時間に

| 波佐見焼とは?

波佐見焼の白い皿

波佐見焼(はさみやき)とは、長崎県東彼杵郡波佐見町で生産されている陶磁器です。
長崎県の伝統工芸品として幅広く親しまれていますが、その歴史は400年以上前に始まったとされています。

波佐見焼は元々、焼き物として有名な「有田焼」として売られていました。
そのためその名が広く知られるようになったのは、割と最近のことです。

では、波佐見焼にはどんな特徴があるのか、そしてどんな歴史を辿ってきたのかについてご紹介していきます。

波佐見焼が生まれた街「波佐見町」

波佐見焼が作られているのは、長崎県にある東彼杵郡波佐見町という人口15,000人の小さな町です。
波佐見町は、長崎県の内陸部にあり、広大な山や川に囲まれた自然豊かな町となっています。
この小さな町が有名になったのは、波佐見焼の存在が非常に大きいでしょう。

そしてその波佐見焼を支えているのが、職人や焼き物に携わる人々。
なんと人口の2〜3割が焼き物に関係する仕事をしているとされ、まさに「焼き物の町」と呼ぶに相応しい町です。

そんな波佐見町の隣に位置するのが、有田焼で有名な佐賀県有田町。
実は、波佐見焼と有田焼は深い関係があり、いわば兄弟的な立ち位置の焼き物なのです。

波佐見焼と有田焼の関係性とは?

波佐見焼が生産されている波佐見町は、有田焼で有名な佐賀県有田町の隣町です。
波佐見焼に使用される原料にも、有田焼と同じ熊本県天草半島で採掘される陶石が使われています。
実は波佐見焼は、元々、有田焼として売られていたという過去があるのです。

では、なぜ波佐見焼と呼ばれるようになったのでしょうか。
それは、牛肉の産地偽装が問題視されたことから有田焼と名乗ることができなくなったからです。
そのため、波佐見焼の歴史自体は400年以上ありますが、実はその名前が知られるようになったのはつい最近のこと。
波佐見焼の伝統を守りながらも時代にあった器を作り続け、今では全国にその名を轟かせ多くの方から支持を集めています。

波佐見焼の特徴とは

波佐見焼のお茶碗

焼き物は、全国の窯によってさまざまな特徴があります。
では、波佐見焼にはどういった特徴があるのでしょうか。

波佐見焼は、シンプルなデザインや扱いやすい特徴が人気の焼き物です。
ここでは、波佐見焼の特徴と人気の理由についてご紹介していきます。

一つの作品を複数の職人で仕上げる

波佐見焼の特徴の一つとしては、一つの作品を複数の職人で仕上げるという点です。

波佐見焼が始まったのは、江戸時代の頃といわれています。
波佐見町村木の畑ノ原・古皿屋・山似田という3つの場所で登り窯が作られたのでした。
焼き物を大量生産することを目的に作られ、製造面でも分業制を取り入れるなど工夫がされているのです。

「型起こし」「成型」「釉薬」「窯焼き」といったように、それぞれを担当する職人がいます。
一つの作品を複数の職人が協力し合うというのは、波佐見焼の大きな特徴といえるでしょう。

波佐見焼の素材や製造方法

上述でもご紹介したように、波佐見焼には天草陶石が使用されています。
天草陶石は適度な粘りがあり、鉄分やチタンの含有量が少ないのが特徴です。
そのため、焼き上がりが白色をしています。

また陶磁器と聞くと手びねりで形作るするイメージがありますが、波佐見焼に関しては型を使用するケースがほとんどです。
型を使用するため、均一な商品を大量生産するのに向いています。

製法には、「機械ロクロ製法」と「鋳込み製法」という二つの製法を用いることが多いです。

機械ロクロ製法 鋳込み製法
電気ロクロに設置した石膏型に陶土をコテで押さえながら成形する製法 液体にした土を型に流し込んで固め直す製法

波佐見焼最大の特徴は「特徴がないこと」

波佐見焼の特徴を語るうえで、よく言われるのが「特徴がないことが特徴」ということです。
波佐見焼は、元々日常で使える器を作ることを得意としています。
そのため、華やかさや技巧的な部分において特徴がある焼き物ではなかったのです。

しかしその特徴のなさこそが、波佐見焼最大の特徴であり魅力といえるでしょう。
特徴がないからこそ自由な発想でさまざまな器が作られてます。
またシンプルで飽きのこないデザインは日常使いに最適で、長きにわたって愛されているのです。

江戸時代の頃から今もなお、良質でありながら生活に根ざした手軽な器を作り続けています。

| 波佐見焼 豆皿の魅力

重ねられた豆皿

波佐見焼の飽きのこないシンプルさ、そして自由な発想で生み出されたおしゃれな器の数々は、それだけでも非常に魅力的です。
バリエーション豊富なだけに、波佐見焼の器がほしいと思っても目移りしてしまうかもしれません。

そこで今回おすすめしたいのが「豆皿」です。
数ある器の種類の中で、コレクターがいるほど人気が高い豆皿には、どんな魅力があるのでしょうか。
ここでは、その豆皿の魅力に迫っていきます。

いろんな色・形状の豆皿がある

豆皿の魅力としてはやはり、多種多様な色・形状のものが豊富にあるという点です。
丸形のものや長方形のもの、さらには花の形や生き物の形をしたものなどいろんなデザインがあります。

カラーも豊富で、鮮やかな黄色や少しくすみがかった色など、好みや用途に合わせていろんな豆皿があるのです。
自分好みのデザインの豆皿を、コレクション感覚で集めるのも楽しいでしょう。
小さくて可愛らしい豆皿は、眺めているだけでも嬉しい気持ちになります。

テーブルコーディネートが楽しくなる

豆皿の魅力は、そのデザインの多種多様さです。
そのため、テーブルコーディネートもより楽しくなります。
プレートの上にいろんな豆皿を乗せて、料理を出すだけでも楽しい食卓になるでしょう。

豆皿を使っておしゃれなテーブルコーディネートをしたいなら、統一感を出すとよいです。
ファッションと同じで、色や柄、トーン、窯の種類などを合わせることで、統一感が出て素敵なテーブルになります。
豆皿をうまく使えば、とても華やかな食卓に仕上がるでしょう。

アクセサリー入れとしても使える

豆皿は、料理以外にも使い道があります。
その一つがアクセサリー入れとしての使い道です。
豆皿そのものが可愛い印象ですが、アクセアリーを乗せるとさらに素敵なインテリアになります。
ちょっとしたおしゃれ空間を作るためのアイテムとしても、活躍してくれるのが豆皿のすごいところです。

また手作りアクセサリーなどを乗せて写真を撮れば、インスタ映えにもなるでしょう。
もちろんアクセサリーだけではなく、手作り一品料理などを作って豆皿を並べて撮れば、それだけで素敵な写真になります。

| 食卓を可愛くアレンジする波佐見焼の豆皿・小皿

ここまで、波佐見焼の特徴や豆皿の魅力についてご紹介しました。
波佐見焼が気になるという方は、ぜひ豆皿から手にとってみてはいかがでしょうか。
豆皿なら比較的お手頃ですし、何種類か買って並べてみると可愛いですよ。

最後に、おすすめの波佐見焼の豆皿・小皿をご紹介していきたいと思います。

| 波佐見焼 永泉 いっちんハートフル 4寸皿(マーメイドピンク)

波佐見焼の窯元「永泉」さんの「いっちんハートフル 4寸皿(マーメイドピンク)」のご紹介です。
イッチンとという技法を用いて、立体的に描かれたデザインがとても魅力的。
ハート型と「マーメイドピンク」という絶妙なニュアンスカラーが愛らしく、使うたび気持ちが高まります。

波佐見焼 永泉 いっちんハートフル 4寸皿(マーメイドピンク)の詳細を見る

| 波佐見焼 永泉 いっちんハートフル 4寸皿(ターコイズ)

続いても波佐見焼の窯元「永泉」さんより「いっちんハートフル 4寸皿(ターコイズ)」のご紹介です。
先ほどご紹介した「マーメイドピンク」の色違いとなります。
鮮やかながらも、どこか落ち着いた雰囲気のあるターコイズカラーがとても美しいです。
シンプルで使い勝手がよくお手頃価格となっていますので、ぜひマーメイドピンクとセットで手にとってみてはいかがでしょうか。

波佐見焼 永泉 いっちんハートフル 4寸皿(ターコイズ)の詳細を見る

| まとめ 波佐見焼の豆皿で毎日の食事をより楽しい時間に

波佐見焼のピンクの皿

今回は、波佐見焼の特徴や魅力についてご紹介しました。
波佐見焼は、400年以上の歴史ある焼き物でありながら、その名が広まったのは最近のことです。
しかしその日常使いにぴったりなシンプルさと、他の焼き物にはない自由なデザインによってたくさんの人々を魅了しています。

今回は豆皿を中心にご紹介しましたが、波佐見焼の器はそれだけではありません。
ぜひ自分好みの波佐見焼を見つけて、食卓を素敵に彩ってみてはいかがでしょうか。

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