和食器の中の1つで、主に主菜や副菜を盛り付けるために使われます。
鉢は、縁が立ち上がっていて深さがあるので、汁気のある煮物をよそうときにとっても便利。
和え物など汁気のないものであっても、あえて平たんに盛り付けず、深さのある鉢を用いることで見栄えが良くなることも。
鉢の特徴を知っておくと、毎日のテーブルコーディネートがもっと楽しくなりますよ。
今回は鉢の種類や、選び方のコツ、おすすめの鉢をご紹介します。
目次
- 和食器・和鉢の選び方
- 肉じゃが、筑前煮などの煮物に!鉢の種類
- ボウル、深皿、鉢の違い
- 和食器「和鉢」のおすすめ商品9選
- 作家 西隆行 六方割浅鉢
- 美濃焼 伸光窯 パステルジュレ反り鉢 グリーン×クリーム(L)
- カネコ小兵製陶所 ぎやまん陶 茄子紺ブルー 浅小鉢
- 津軽金山焼 黒ひだすき 雲型鉢 (中)
- YOSHIDA POTTERY 梅鉢 恋人WHITE
- 波佐見焼 藍染窯 ブロンズ 小鉢 イエロー
- 雅峰窯 花形鉢(ターコイズブルー)
- ナチュラル四ツ菊 小鉢(マーメイドピンク)
- 作家 佐藤美季 小鉢(グリーン)
- まとめ|和鉢はおうちごはんに欠かせない!
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| 和食器・和鉢の選び方
和食器を揃えるなら、欠かせない和鉢。購入するときは、目的に合わせて選ぶのも一つの方法です。例えば、どんなシーンで使うのか、自宅用なのかプレゼント用なのかなど、いろんな目的に合わせて選んでみるとよいでしょう。
そこでまずは、上記のようなさまざまなシーンを想定して目的別に和食器・和鉢の基本的な選び方についてご紹介していきます。
和鉢の選び方①自宅で日常使いするなら扱いやすいものがおすすめ
まず自宅で日常使いするのであれば、扱いやすいものを選ぶとよいです。和食器には、磁器や陶器などさまざまな素材のものがありますが、素材によって電子レンジや食洗機がNGの場合ものも少なくありません。
例えば、陶器のものは食洗機にかけるのがNGの場合が多いです。磁器に比べると扱い方やお手入れに注意が必要ですが、手がかかる分使うほどに愛着が湧いてくるでしょう。
一方の磁器は、電子レンジや食洗機が使えるものが多く丈夫なので扱いやすいです。また吸水性がないため、シミや汚れなども付着しづらくお手入れもしやすい器といえます。
和鉢の選び方②盛り付ける料理に合わせて使い分ける
鉢は深さがあるのが特徴ですが、盛り付ける料理に合わせて使い分けることをおすすめします。例えば、煮物やメインの料理をたっぷり盛り付けたいというときには、大きいサイズの「大鉢」を選びましょう。
そして取皿や汁物を入れる器として使う場合は、小さいサイズの「小鉢」を選ぶとよいです。このように和鉢にもいろんなサイズがありますので、普段どんな料理を作ることが多いかなどを目安にして選んでみてはいかがでしょうか。
和鉢の選び方③プレゼントに贈るなら相手の好みに合わせて
人によっては、自宅用ではなくプレゼントに和食器や和鉢を贈りたいという方もいると思います。プレゼントとして贈るなら、やはり相手の好みに合わせて選ぶことが大切です。
和鉢といってもいろんな窯元が作っており、それぞれサイズや形、デザインもいろんなものがあります。贈る相手が器好きの方であれば、普段からどういう食器を好んでいるかなども参考にするとよいですよ。
和食器には、伝統的な絵付けが施されたものや現代的なシンプルモダンなものなどいろんなものがありますので、相手が喜んでくれそうな和鉢がきっと見つかると思います。もし好きな焼き物や窯元があるなら、その焼き物・窯元に絞って探してみると見つかりやすいでしょう。
また結婚祝いのプレゼントとして贈る場合は、夫婦茶碗などペア食器と合わせて和鉢も一緒に贈ってみてはいかがでしょうか。窯元によってはシリーズで販売しているところもあるので、同じデザインのいろんな和食器が揃っていますよ。
和鉢の選び方④人気の窯元からお気に入りの和鉢を見つける
和食器と一言に言っても、さまざまな窯元があります。日本の伝統工芸品として、全国にたくさんの焼き物の産地があるのはみなさんもご存知ではないでしょうか。有名な焼き物として例をあげると、以下のようなものがあります。
- 有田焼
- 波佐見焼
- 萬古焼
- 美濃焼
- 信楽焼
- やちむん(壺屋焼)
これはあくまで焼き物の一部ですが、さらにそれぞれの焼き物を作っている窯元があります。例えば、波佐見焼なら次のような窯元が存在するのです。
- 藍染窯
- 永泉
- 翔芳窯
- 丹心窯
- 和山窯
それぞれの窯元では、伝統的な技法などを大切にしながら独自の色を出した焼き物を日々作っています。実際に窯元を訪れるもよし、ネットで探してみるもよし。ぜひ自分好みの窯元さんを見つけて、素敵な和食器・和鉢を手にしてみてください。
| 肉じゃが、筑前煮などの煮物に!鉢の種類
「鉢」を選ぶときには、どんな料理を盛り付けたいか?どんな時に使いたいか?など食卓の場面をイメージしてみると、お気に入りの1品と出会えるかもしれません。まず最初に、鉢のサイズ別の名称とそれぞれがどんなお料理の盛り付けに使われるのかをご紹介したいと思います。
大鉢
8寸~1尺(約24~30cm)の大きな鉢のことをいい、大皿のように取り分け用の料理や主菜を盛り付けるのに使われます。深さがあるので、汁気のある料理をたっぷりと盛り付けるのに便利。
1品だけでなく、器の中に2品や3品といくつかのおかずを盛り合わせて使われることも。
中鉢
5~7寸(約15~21cm)の鉢で、「預け鉢」と呼ばれることもあります。1人分の煮物などのおかず、サラダの盛り付け、丼物などにも使われます。
縁の広さや深さによって、使い勝手が変化しやすいサイズ。
小鉢
小鉢は、4寸(約12cm)以下の鉢。1人分の和え物、酢の物などの副菜として。
また、汁気のある料理の取り皿や、鍋の取り鉢としても活躍する大きさです。
アイスクリームなどデザートの盛り付けに使うのも素敵。
豆皿
3寸(約9cm)以下の小さな鉢です。塩やオリーブオイルなどの調味料を入れてお皿に乗せたり、箸置きやカトラリーレストとしても使えるもの。可愛らしい見た目が特徴です。
その他にも底がやや浅く口が広い平鉢や、ご飯物を盛り付ける丼鉢、麺類の盛り付けに使われる麺鉢などがあります。
| ボウル、深皿、鉢の違い
「ボウル」は和食器でいうところの鉢のこと。直径13cmほどのサイズは「フルーツソーサー」、20cm以上のものは「シリアルボウル」、24cmのものは「サラダボウル」と呼ばれることもあります。
ボウルももちろん、煮汁の多い煮物におすすめです。
「深皿」はその名の通り、深さのあるお皿のことですが、深皿と鉢を区別するものは無く、作り手の方針やイメージなどによって名前が決まります。
特に深皿と平鉢は、見た目が似ているものが多いですね。
| 和食器「和鉢」のおすすめ商品9選
ここまで和食器・和鉢の選び方や種類についてご紹介しました。では、実際にどんな和鉢があるのか、おすすめの商品をご紹介していきます。今回ご紹介するおすすめ商品は、以下の9点です。
- 作家 西隆行 六方割浅鉢
- 美濃焼 伸光窯 パステルジュレ反り鉢 グリーン×クリーム(L)
- カネコ小兵製陶所 ぎやまん陶 茄子紺ブルー 浅小鉢
- 津軽金山焼 黒ひだすき 雲型鉢 (中)
- YOSHIDA POTTERY 梅鉢 恋人WHITE
- 波佐見焼 藍染窯 ブロンズ 小鉢 イエロー
- 雅峰窯 花形鉢(ターコイズブルー)
- ナチュラル四ツ菊 小鉢(マーメイドピンク)
- 作家 佐藤美季 小鉢(グリーン)
それぞれ和食器らしい伝統的なものもあればシンプルモダンなものもありますし、現代的な自由な発想によって作られた個性豊かな和鉢もあります。ぜひ自分好みの和食器・和鉢を見つけてみてください。
| 作家 西隆行 六方割浅鉢
パッと花が咲いたように明るく、趣のある鉢です。計算されつつも、自然に任せた釉薬の表情は見事に美しい!
1人分の煮物を盛り付けるのにおすすめのサイズ。
いつものカジュアルな料理や食材に、ちょっぴり高級感を出してくれる器です。
美濃焼 伸光窯 パステルジュレ反り鉢 グリーン×クリーム(L)
スイーツのジュレを思い起こさせるようなネーミングと釉薬の質感が楽しい1品です。プレゼントにも最適なギフトボックス入り。
手掛けたのは、明治28年創業の老舗・伸光窯さんです。
バラエティー豊富な色のラインナップに、あれこれ悩むのも楽しそう。
カネコ小兵製陶所 ぎやまん陶 茄子紺ブルー 浅小鉢
ガラスや漆を思わせる透明感と奥深い色合いをもった素敵な小鉢。こちらは、ヴェルサイユ宮殿の晩餐会で使われたり、有名ブランドのパリ本店にも飾られるなど日本だけでなく世界でも認められています。
溜息が出るようなきれいな藍色は、控えめでありながら高級感を感じさせます。
津軽金山焼 黒ひだすき 雲型鉢 (中)
どんな料理にも合う、けれど個性もある和鉢が欲しい!という方におすすめ。津軽金山焼は、焼成中に起きる炎や酸素の微妙な変化によって起きる独特の変化が特徴の焼き物です。
ひだすきとは、作品にワラを巻いて焼く際に、その痕跡が器の表情として残ること。
素朴で、繊細。
味わい深い雰囲気はいつもの料理に風情を与えて、情緒を感じさせてくれそう。
YOSHIDA POTTERY 梅鉢 恋人WHITE
どんなときにも使い勝手の良い白い食器。白だからこそ、形や品質にこだわってみてもいいかもしれません。
こちらは1つ1つ丁寧に作られた梅の花の形をした鉢。
持ち手の生活に馴染んで少しずつ風合いが変化していくことで、まさに1点ものに。
電子レンジや食洗機にも使えるのも嬉しいですね。
波佐見焼 藍染窯 ブロンズ 小鉢 イエロー
小鉢以外にも、スープやデザート、ご飯茶碗として使えそうなうつわ。イエローの中でも、ナチュラルで落ち着いた雰囲気の色合いです。
ざらっとした手触りや、錆びたような質感はリラックスタイムに。
波佐見焼の窯元である「藍染窯」さんが手掛ける人気のブロンズシリーズの1つです。
雅峰窯 花形鉢(ターコイズブルー)
霧がかったような淡い上品なターコイズブルーが特徴のこちらは、1人分の煮物の盛り付けに使いやすいサイズ。
すっと立ち上がるようにデザインされたフォルムのおかげで、洗練された印象です。
日本古来の陶磁器窯・丹波立杭焼の魅力が味わえる和鉢です。
ナチュラル四ツ菊 小鉢(マーメイドピンク)
ほんのりと手元を明るくしてくれるような、愛らしいピンクの器。波佐見焼らしく、丈夫で食洗機やレンジ対応なので気負いなく使えそう。
現代のライフスタイルにも馴染む和モダンな小鉢です。
色違いのターコイズと共に、食卓をさりげなく彩ってくれるようなデザインです。
作家 佐藤美季 小鉢(グリーン)
素敵な物語のワンシーンのような、繊細でうっとりするような作品を生み出す作家・佐藤美季さんの作品。
女性の心をぐっと掴むデザイン!
可愛らしいものが好きな方への贈り物としても喜ばれそうですね。
食卓をドレスアップしたいときには、ぜひ登場させたくなるとっておきの小鉢です。
| まとめ|和鉢はおうちごはんに欠かせない!
おうちごはんで使うことの多い鉢は、使い勝手はもちろんのことデザインもお気に入りのものが欲しいですよね。さまざまな食事の時間をイメージしながら、食器選びを楽しんでくださいね。
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